いせさき演劇鑑賞会とは

群馬県伊勢崎市で観劇会を開いている会員制の演劇を観る会です。営利を目的とする会ではないため、公演ごとのチケット販売をせず、会員が持ち寄る月々の会費だけでプロの劇団を招き、定期的に様々なジャンルの演劇を観つづけています。そのため、準備運営も会員同士で協力して行っています。

演劇鑑賞団体は全国各地にありますが、いせさき演劇鑑賞会は1988年に『いせさき労演』として誕生しました。2001年に現在の名称へ変更し、現在まで活動を続けています。

 

いつからでも入会OK

誰でも、どこに住んでいても、いつからでも入会することができます。ただし、演劇鑑賞会では会費の納入や運営活動を個人ではなくサークル(グループ)単位で行っているため、入会の際はお知り合いやご友人の既存サークルへお入りください。3名以上で新しいサークルを作って入会することもできます。「所属するサークルが見つからない」「人数が集まらない」そんな場合は諦めず事務局へご相談ください。必ず入会できるよう対応いたします!

 

会員になると

毎月の会費だけで、年5〜6作品を観劇できます。そして年1回、希望する作品の運営に参加して劇団を迎える準備を行います。ただ演劇を観て楽しむだけでなく、主催者側となり演劇の表も裏も楽しむ。それが演劇鑑賞会の大きな特徴であり魅力です。

  月会費 入会金
一 般 2,800円 1,000円 
学 生 1,000円
  • 入会時のみ、入会金と月会費2ヶ月分を納めてください。
  • 学生会費は、小学生・中学生・高校生・専門学生・大学生(25歳まで)が対象です。
  • 観つづける会なので最低でも1年は会員を続けてください。

次回の作品

第233回例会

 

劇団文化座

「旅立つ家族」

 

原作:金 義卿

翻訳:李 惠貞

脚色:金 守珍・佐々木愛

演出:金 守珍

 

2023年8月9日(水)

伊勢崎市文化会館 大ホール

開演 18:30

 

韓国の国民的画家、李仲燮(イ・ジュンソプ)その鮮烈な生、時代と国境を超えた愛と、家族の物語。

日本で絵を学んだ李仲燮(イ・ジュンソプ)は、在学中に山本方子と出会い魅かれ合うが、戦局も逼迫して一人、実家のある元山(ウォンサン)へと戻った。思いを断ち切れない方子は終戦間近の1945年、危険な玄海灘を一人渡り仲燮と再会する。二人は結婚、山本方子は李南徳(イ・ナムドク)として生まれ変わり、二人の子供を授かる。やがて第二次世界大戦は終結するも朝鮮半島は混乱が続き、朝鮮戦争が勃発する。



会員の観劇感想

『旅立つ家族』を観て
劇団文化座『旅立つ家族』 観劇した会員の感想を紹介します。ネタバレを含む場合がありますので、これからこの作品をご覧になる方はご注意ください。 リアンサークル Hさん今回の劇は様々な事象―画家の苦悩、夫婦の愛、貧困、日本帝国主義、戦争、国の分断等―が描かれており、情報量が膨大でした。にもかかわらず一つの劇として収まっていたのは素晴らしいと思います。映像の文字と語りの絶妙さでしょうか?淡々とした語りであったのに後の方子さんの回想という手法を用いることで裏にある感情が見え隠れして奥行きも感じられ
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『森は生きている』を観て
オペラシアターこんにゃく座『森は生きている』 観劇した会員の感想を紹介します。ネタバレを含む場合がありますので、これからこの作品をご覧になる方はご注意ください。 広瀬のほとりサークル Mさんこんにゃく座の魅力が感じられた素晴らしい舞台でした。子どもから大人まで楽しめる名作だと思います。ファンタジーな作品ですが、自然と人間との関係を考えさせる深みがあり、さらに、女王と側近、意地悪な母親とむすめの関係など人間のドラマとしても見応えがありました。特に、女王の変化というか成長の過程の描かれ方に共感
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『コルセット』を観て
劇団朋友『コルセット』 観劇した会員の感想を紹介します。ネタバレを含む場合がありますので、これからこの作品をご覧になる方はご注意ください。 風車サークル Mさん会社の30周年記念式典の準備や商品開発の話など会社の現状が提示され、やや陳腐な感じはしながらも、これから物語はどう進むのだろうとわくわくしながら引き込まれていきました。舞台は、独身で会社を盛り立ててきた辣腕の芳美社長と寿退社をしてしまった社長の相棒であった久莉子の生き方を中心に、現代社会の風潮をしっかり反映させた登場人物の面々が主役
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